心に通ずる道は胃を通る!
標題は、開高健の言葉より拝借しました。 食べている私を声なく圧倒するようなすばらしい料理の数々を、どこまで書きとどめることができるのか。チャレンジしてみたいと思います。
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リ・ド・ヴォーと仔羊
本格的なフレンチが食べたくなったときは、やっぱりイリュージョンです。
お料理教室に月1回行っているので、食事にも行っているような気持ちになっていましたが、
フルコースでたっぷりいただくというのは、考えてみるとけっこうご無沙汰でした。
今回のリクエストは「リ・ド・ヴォー」を食べること。
果たしてこの胸腺肉というのはどんな味がするものなのか……。

01クロックムッシュ 02ブリのカルパッチョ
まずはクロックムッシュでスパークリングワインを楽しみます。
チーズやハムの塩気とちょっと甘味を感じる泡ものとの相性はバツグン!
続いては前浜で獲れ始めたブリをカルパッチョで。
ソースに入っているエキゾチックな香りのするスパイス……たぶんコリアンダーだと思ったのですが、
「エシャロットと、いろいろです」って感じで終わってしまいました(苦笑)
今後のお料理教室で登場することもあるでしょうから、それを楽しみに待つことといたします。

03リ・ド・ヴォーのソテー 04夏野菜のミルフィーユ仕立て
お目当てのリ・ド・ヴォーがソテーされて登場です!!
添えられているのはフランス産のきのこ3種をベルギー産のエシャロットとともに炒めたもの。
中でも「トランペット」というきのこ、フランス語では「死者のトランペット」と呼ばれるそうですが、
たしかにトランペットが黒ずんで枯れてしまったような形状をしています。
いずれの食材も何かで代用することなく本場から送られたものをお使いになったのは、
「初めてリ・ド・ヴォーを味わうにあたって、妥協することなくまずは本場の味わいでそれを知ってもらいたい」
ムッシュ岩城がそんな風にお考えになったのだろうと思いました。
リ・ド・ヴォーは、ふわふわと柔らかい不思議な食感、ミルキーでコクのある味わいです。
きのこの風味と合わせたとき、またサクサクの香り高いパイと一緒に食べたとき、
それぞれに異なる味を楽しめて、とても楽しいひと皿でした。
右は夏野菜のミルフィーユ仕立て。見た目にもさわやかな色味ですね。
一番下にはナスのキャビア風を敷き、上にはイタリア直送のボッコンチーニというモッツァレラチーズ、
完熟トマト、アボカドの順に重ねてあります。
すべてが一気に口に入るように食べるのが一番ですが、
なかなか難しいナイフ・フォークさばきが要求されます(笑)

05冷製コーンスープ 06前浜産舌平目のプロバンス風
何度いただいても美味しい北斗市産未来コーンの冷製スープ。
夏にフレンチの食べ歩きをしたのですが、銀座のシェ・トモでも冷たいとうもろこしのスープをいただきました。
とうもろこしの香りが強く感じられたのはこちらのほうでした。
これはおそらく産地に近いということが大きいのでしょうね。北海道に暮らす醍醐味です。
魚料理は、活きが良くてなかなか皮がむけなかった前浜産の舌平目でした。
この晩餐会に合わせるようにちょうど舌平目が獲れてくれるなんて、幸せの極み(笑)
プロバンス風のソースでいただきましたが、
たっぷりと入っているフレッシュバジルの風味と相まって妙なる味でした。

07仔羊のロティ夏野菜のファルシ添え
メインの仔羊はローストでした。たしかに、これが一番美味しい食べ方でしょうね。
目の前で焼き上げられていく様子を見ながら食事を楽しむ、これぞイリュージョンの醍醐味♪と大満足でした。
みごとなロゼ色! 軽やかな味わいのソース! 香ばしく焼き上げられた表面の風味!
そして味の変化も楽しい夏野菜のファルシ―! どれもみごとなうまさでありました。

美味しい美味しいと目を細めて食べながら、ハッと思い出しました。
実は、トマトの苦手な方が同席していましたので、ムッシュにはそれを伝えてあったのです。
スープは当初アンダルシア風の冷製スープ(ガスパチョ)の予定でしたが、
当日コーンスープに変わったのはそれを受けてくださってのこと。
ところがこの日のメニューを見てください!! メインだけでなく他もかなりトマトだらけです。
ムッシュはこんないたずらをする茶目っ気たっぷりの方なんですよ(笑)
しかしこの勝負はムッシュの完全勝利!
トマト嫌いさんは「このトマトたち、すべて脱帽の味!」と絶賛しておいででした。
その言葉を聞いて、思わずムッシュもガッツポーズ!(笑)
こういうことはよくあるそうで、効果てきめんなのは「うに」。
東京では食べられないという人も、ムッシュのところでは満面の笑みで召し上がるそうです。

10飴づくり 11デセール
デセールはタヒチ産のバニラビーンズをきかせたアイスクリームとフルーツのうえに、
先ほどの飴細工をのせたもの。飴がキラキラとライトの光を受けて輝いています。

楽しい時間はあっという間に過ぎ去って、食事も終わってしまいました。
ハーブティーをいただきながら次回について打ち合わせるのは、シメのはずせない時間なのです。
この秋、ジビエは懸案となっている「野生の鴨(カナル・ド・ソバージュ)」を濃厚なソースで、
そして別の機会には、もうひとつの懸案事項「コンフィ」もやっつけようということになりました。
次々に楽しみはつながっていくものなんですね~。たいへん幸せです ゜+。(*′∇`)。+゜

ILLUSION フレンチ / 五稜郭公園前駅中央病院前駅

夜総合点★★★★ 4.5



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この記事に対するコメント
^m^
大満足な楽しい記事でした♪
一緒に食べている感じです~(^・^)
感想は「食いしん坊ばんざい」です(爆)
【2010/09/11 09:31】 URL | 女将 #mQop/nM. [ 編集]

女将さん
> 大満足な楽しい記事でした♪
> 一緒に食べている感じです~(^・^)
> 感想は「食いしん坊ばんざい」です(爆)

楽しんでいただけましたか~?(^_-)ー☆
食事の模様について書くのって、けっこう大変ですよね。
次から次へと思い出されてくる内容があるので、
結局コースを食べているのと変わらないくらいの時間がかかったりします(苦笑
【2010/09/11 10:52】 URL | NANAPOO #z0udyvNs [ 編集]

元気そう!
こんばんは~。

読んでると、おなかがすいてきました。
もう22時半、何も食べるわけには・・・。

ところで、ムッシュの姿、こうやってみられると嬉しい☆
変わらず元気そうな姿をみて、また行きたいなという気持ちで
いっぱいになるのでした~!
【2010/09/17 22:37】 URL | あひる #- [ 編集]

あひるちゃん
> ところで、ムッシュの姿、こうやってみられると嬉しい☆
> 変わらず元気そうな姿をみて、また行きたいなという気持ちで
> いっぱいになるのでした~!

ムッシュもね、よくお客さんのことを覚えているんだよ。
だから、ちがったお料理でもてなしてくれるんだね。

この間は行けなかったもんな~、残念だった。
名誉顧問もお連れしたかった……。

では、次回からはムッシュの写真も撮ることにします☆
【2010/09/18 10:52】 URL | NANAPOO #z0udyvNs [ 編集]


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Author:NANAPOO
かの有名なブリア=サバランの言葉
「君がふだん食べているものを教えてみたまえ。それで君がどんな人か、当ててみせよう。」
「新しい星を発見するよりも新しい料理を発見するほうが人間を幸せにするものだ。」

以上を胸に抱きつつ、すばらしい料理で魅了してくれる巨匠たちとの出会い、そのお料理の数々をつづっていきたいと思います。



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