心に通ずる道は胃を通る!
標題は、開高健の言葉より拝借しました。 食べている私を声なく圧倒するようなすばらしい料理の数々を、どこまで書きとどめることができるのか。チャレンジしてみたいと思います。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

バレンタインデー!
私が愛してやまないお店、次はこちらです。

La Petit Illusion(ラ・プチ・イリュージョン)
カウンター席

バレンタインデーということで、家人と行ってきました!
ホテルニッコー・ド・パリで副料理長をお勤めになったムッシュ岩城が、函館で「Illusion」を見せてくれるお店です。2階は、2~20名定員くらいの個室になっており、他のお客さんを気にすることなく楽しむことができます。階下はビストロで、本格的なフレンチを気軽に楽しめるようになっています。どちらも南欧風のインテリアで、明るい雰囲気です。

前菜の品数、そして工夫。これがムッシュ岩城の真骨頂です。いつもワクワクしてしまいます。

岩城風春巻き1
一皿目は、洒落た春巻き風のオードゥブルが出てきました。中には、コンビーフ・チーズ・キャベツが詰められています。菜の花で、春の到来に思いを馳せる……裏千家の師範でもあるムッシュ、お料理への季節感の取り入れ方も心憎いばかりです。
岩城風春巻き2


続いて、甘味をたっぷりと蓄えたホタテが、ちょっとこってりしたソースとともに供されます。
ホタテ(酸っぱい葉とともに)
このソースの中には、酸味を感じる葉が入っています。ハーブではなく野菜のようですが、フランス版の「すぐき」といった感じでしょうか。寒い海で、ホタテの肝も美味しくなってくる季節です。鮮度が落ちていると臭みが出てしまってダメですが、これは甘味とウニのようなコクが味わえる鮮度抜群のものでした。


前菜の三品目、三大珍味のひとつが登場しました。
フォアグラのリゾット2
リゾットとは言っても、麦で作ったものです。
20年以上熟成されてまろやかになったバルサミコ酢が上にかかっており、脂っぽさが和らいでさっぱりと食べられるのです。が、フォアグラを焼き始めた時の香ばしい脂の香りも、何とも言えずすばらしいものです。


これが今日のお目当てその1です。
フレッシュトリュフのサラダ1
フレッシュのトリュフの香り、これは本当に官能的なものです。私が説明するとすれば、「なまめかしい」という表現が一番しっくりきますね。缶詰などに加工されてしまうと、この香りはどこかへ行ってしまうのだそうです。たしかに、こちらでいただくまでは、トリュフの香りなんてよく分かりませんでした

本日のスープは、「京人参」です。
京人参のスープ
にんじんって、やさしい味のするものなんですねぇ。ニンジン嫌いの人でも、これなら絶対に大丈夫なはずです。使われている牛乳は、駒ヶ岳牛乳(http://mori.kayabe.hokkaido.jp/pikata/milk.html)です。


お願いしている予算が予算だというのに、ムッシュは決して手を抜かずにコースを調えてくださいます。魚のお料理まで、こうして出てきました。
海の幸のワイン蒸し
アサリ・タラ・手長エビをワイン蒸しにしてありますが、どれにも海のエキスがたっぷりと詰まっています。真ん中にある付け合わせは、ほうれん草のムースです。


今日のお目当てその2。
友人のGAKUさん(http://zzr.blog40.fc2.com/)が送ってくださったジビエ、極上イノシシ肉のお料理がこれです。飼育されているわけではない動物の肉ですから、繊維がしっかりしており、厳選してくださっただけあって全く臭みのない部位でした。
イノシシのワイン煮込み1

イノシシのワイン煮込み2
口の中でしっとりとほどけていく肉質は、本日2度目の「官能的感触」を私に残していきました。


これが飲み納めになるかもしれない赤ワインの逸品、「シャトー・トゥルヌフィーユ 2000年」です。今日のお料理をガッチリと受け止め、すばらしいブーケでプラスアルファの味わいをもたらしてくれました。本当に名残惜しい(笑)
シャトー・トゥルヌフィーユ2000


「お腹もくちくなり、とてももう入らない」という状態になってから、ムッシュのイリュージョンが駄目を押しに来ます。すばらしいデザートの来襲です。
ガトーショコラ
まずはガトーショコラ。
チョコレートのムース
そして、今日はなんともう一品。チョコレートのムースです。


最後のハーブティー、写真を取り忘れてしまいました。あまりにも満足が深かったもので……。フランスからやってきたばかりのヴェルヴェーヌ(くまつづら)のハーブティーでしたが、これが非常に心安らぐ香りで、コースの最後を飾るのにふさわしい飲み物でした。

ムッシュのお話では、そろそろ乳飲み子羊やホワイトアスパラのシーズンを迎えるとのこと。ポトフも食べたいし、ロニヨン・ド・ボー、トリッパの煮込みも、と次から次へと蠱惑的なメニューが……。いつ食べられるのか?という楽しい悩み事は尽きることがないのでした。
スポンサーサイト

テーマ:ご飯日記(写真つき) - ジャンル:日記

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
http://nanapoo.blog49.fc2.com/tb.php/2-506bd184
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

NANAPOO

Author:NANAPOO
かの有名なブリア=サバランの言葉
「君がふだん食べているものを教えてみたまえ。それで君がどんな人か、当ててみせよう。」
「新しい星を発見するよりも新しい料理を発見するほうが人間を幸せにするものだ。」

以上を胸に抱きつつ、すばらしい料理で魅了してくれる巨匠たちとの出会い、そのお料理の数々をつづっていきたいと思います。



最近のコメント



最近のトラックバック



月別アーカイブ



カテゴリー



ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる



FC2カウンター



ブログ内検索



RSSフィード





上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。